過去問を超効果的に使う認知科学的な方法

   

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萩生田 (Hagiuda)
学習コンサルタント。自身で培ってきた受験ノウハウと最新の認知科学理論にもとづいた学習指導・マインドコーチングを提供。獣医師免許、苫米地式認定コーチの資格を所有。

仙台IQコーチング 萩生田です。

「過去問を解くこと」の重要さを認知科学の視点から解説したいと思います。

今回の内容は資格試験でも活用できるものです。

 

過去問を解くことはインプットの効率にも関わる

過去問は解く意味というと、よく出題される問題・出題傾向を知るためと考える人が多いです。

もちろん、それはそうなのですが、

インプットの効果を上げるためにも、過去問を知ることは重要になります。

 

なぜかといえば、

人は自分にとって重要なものしか認識・記憶しないから

です。

 

そもそも物事をあいまいに覚えるように、人間の脳は作られています。

そのため、覚えるべき箇所を脳に重要だと思い込ませる必要があります。

よって、暗記物は何度もくり返したり、自分になりの意味付け・感情の結びつけを行うことが効果的なわけです。

 

どこが重要かわからない状態だと、

参考書全体が同じ重要度になってしまいます。

どれも同じ重要度=どれも重要ではないと脳に判断され、

その結果、どれも覚えることができなくなってしまいます。

参考書1ページ目から丸ごと暗記していくのは辛いですよね?

 

過去の試験で出題されているということは、その箇所は「重要」だということです。

過去問に出てる=重要と脳に学習させることができれば、

参考書を読んだ時に、その箇所が認識に上がりやすくなり、記憶されやすくなります。

1か所強く記憶できる部分ができれば、その周辺が理解しやすくなります。

暗記した箇所が足場になって、他にも広げていきやすくなるということです。

 

以上から、

まだ理解できる状態ではなくても、

まずは過去問を見ることでどんな問題がでるかを理解して、

最初に脳に重要度を覚えこませることで、

インプットの効率を上げていくことが重要だといえます。

 

そのため、資格試験の場合は最初に過去問に目を通すことがおススメです。

よく知らない分野の参考書をわたされて、

何が重要かもわからないのに読んでても覚えられません。

 

過去問とインプットのサイクルをまわす

過去問を読んでインプットの効率を上げ、

インプットで身についた知識を使って再度過去問を読んで、

さらに理解を深めてインプットの効果を高める

というサイクルを回していくと非常に効果的です。

 

過去問と同じ問題はでないとはいえ、どんなテストにも傾向はあります。

脳に何が重要なのかを教えてあげて、

暗記と理解を超効率的に行っていきましょう!

 - 学習メソッド