コーチングとはつまり未来の記憶をつくること

      2017/07/18

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萩生田 (Hagiuda)
学習コンサルタント。自身で培ってきた受験ノウハウと最新の認知科学理論にもとづいた学習指導・マインドコーチングを提供。獣医師免許、苫米地式認定コーチの資格を所有。

最新のコーチング理論で目指すところをひとことであらわすと、

すばり「未来の記憶をつくる」ことです。

例え話や比喩表現としてとらえる方も多いと思いますが、ちょっと違います。

言葉のとおり、実際に未来の記憶をつくるということです。

え、記憶って過去の話でしょ、未来の記憶って何言ってるのと思われたかもしれません。

どういうことかを説明していきます。

認知科学の知見から、人の認識は記憶で成り立っていることが明らかになりました。

いま目の前に見えている世界は過去の記憶をもとに合成されたものということです。

なぜそうなっているかというと、脳が手抜きをしているからです。

脳は身体の重さの2%にすぎないのにも関わらず、全消費エネルギーの約20%を占めています。

脳はエネルギーを大量に使っているということです。

目の前に見えている情報をすべて処理しようとすれば、消費エネルギーはこの程度ではすみません。

東北大学の教授の試算によると、一人の人間の脳がフル稼働した場合、発電所一個分くらいのエネルギーが必要になるそうです。

脳の持っている力をフルに発揮するには、人間の消化器ではまったく足りないということです。

エネルギーの消費を抑えるために、脳は手抜きをする必要があるということですね。

そのため、脳は一度みたものは記憶をつかって埋め合わせています。

一度みたものはもう二度と見ないということです。

試しに、普段つけている腕時計を何もみないで描いてみてください。

描ける人はほとんどいないと思います。

数え切れないほど目にしているはずの腕時計でさえ描くことができないということは、

腕時計は時間をみるという機能が重要であって、

デザインの部分は記憶の合成でみている、つまり、実際にはみていないということです。

今見えている世界は、記憶で成り立っているということです。

それが未来の記憶をつくる必要性に大きくかかわってきます。

 - コーチング, セルフコーチング