コンフォートゾーンの意味と抜け出す方法

   

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萩生田 (Hagiuda)
学習コンサルタント。自身で培ってきた受験ノウハウと最新の認知科学理論にもとづいた学習指導・マインドコーチングを提供。獣医師免許、苫米地式認定コーチの資格を所有。

コンフォートゾーンという言葉をご存知ですか?

コンフォートゾーンとは、その人にとって居心地が良い状態、当たり前の状態のことを指します。

このコンフォートゾーンの働きを理解することで、

「努力」することなく強力に自己変革をしていくことができます。

そんな虫のいい話があるか!と思った方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

コンフォートゾーンを維持する力は強力

コンフォートゾーンを維持しようとする力はとてつもなく強力です。

自分の性格、習慣を変えたいと思っても、なかなか変えることができないですよね。

例えば、ダイエットしようと思っても長続きしなかったり、一念発起して勉強しようと思っても三日坊主になってしまったりということがあります。

この変えることができない力、もとに戻そうとする力こそがコンフォートゾーンを維持する力です。

 

最強の敵、ホメオスタシス

生物の身体には、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いています。

体温や心拍数など、身体の状態を一定に保とうとする力のことです。

この力によって、外部の環境に変化があっても身体の状態が維持されています。

人間は、このホメオスタシスが臨場感の強い情報空間にまで広がっています。

一度、自分はこういう人間という信念がつくられると、それを強固に維持しようとする力が働きます。

自分の意思で体温や心拍数を変えることが難しいように、ホメオスタシスに逆らうことは困難です。

コンフォートゾーンを維持する力は、自己変革を目指す上で最強の敵といえます。

 

コンフォートゾーンの外へでることはできない

前述してきたように、

コンフォートゾーンを維持する力は本当に強力なので、外にでることができません。

一時的に外にでても、すぐに内側に引き戻されてしまいます。

自己啓発書などで、コンフォートゾーンの外へ出ることを進めているものを見かけますが、

それはこれまでの人生でたくさん試してできなかったことではないでしょうか。

確かに、少しだけコンフォートゾーンの外へでることを繰り返すことで、

コンフォートゾーンがじわじわずれることはあるでしょうが、

根本的な変革を起こすことは難しいでしょう。

コンフォートゾーンの外にでてみることで、新たな視点を得られるなどの利点はありますが、無理やり外に出続けようとしても引き戻されてしまいます。

コンフォートゾーンの外へ飛び出す危険な方法

今のコンフォートゾーンを維持したまま思いっきり自己変革する方法として、

簡単には後戻りできない状況を作って、

それまでのコンフォートゾーンの外側に飛び出すという方法もあります。

例えば、次の仕事を考えることなく、今の仕事を辞めてみるなどです。

あたらしく適応せざる得ない環境に自分を放り込むことで、現状とは違うコンフォートゾーンが作られ、それが維持されるようになる可能性があります。

こういった強硬的な手段をとるのも一つの手ですが、以下の2つのデメリットがあります。

1つは人間はコンフォートゾーンの外だと著しくパフォーマンスが落ちること

2つ目として、結局元のコンフォートゾーンに戻ってしまうことです

例えば、セブンイレブンで働いていたのを辞めたが、気づいたらローソンで働いていたというような感じです。

コンフォートゾーンの外にでるのは、能力も発揮できないし、元に戻る可能性もあるのであまりおススメできません。

効果的に、現状のコンフォートゾーンからでる方法は一つです。

それはゴールの世界のコンフォートゾーンをつくることです。

 

ゴールの世界のコンフォートゾーンをつくる

現状の外側の未来のゴールの世界のコンフォートゾーンをつくり、

ゴール側のコンフォートゾーンを維持する力を働かせることができれば、

現状を大きく変えることができます。

自己変革をめざす上で最強の敵だと思っていたコンフォートゾーンを維持する力を、最強の味方につけるわけです。

なにげなくさらっと現状の外側のゴールといっていますが、

ゴールを現状の延長線上の外に設定することは重要です。

現状の内側にゴールを設定してしまうと、現状のコンフォートゾーンを維持する力がより強まり、ますます外へ出られてなくなります。

さらにいうと、現状の内側のゴールは他人によってwant toだと思わされている可能性が高いから、という理由もありますが、ここではおいておきます。

とにかく、いまの自分には到底達成する方法がわかりそうもない、

でも心から実現したいと思える未来を現状の外側のゴールとして設定します。

相反するコンフォートゾーンを同時に2つ維持することはできません。

現状と現状の外側のゴールの世界のコンフォートゾーンの2つのうち、

どちらが選ばれるかといえば、本人にとって臨場感が強い方です。

ゴール側のコンフォートゾーンが脳に選ばれれば、もともとのコンフォートゾーンは消失します。

ゴール側にコンフォートゾーンにすごい引力で引っ張られることになるわけです。

寒くてこごえ死にそうな外に立っていることに気づき、

暖かい家に飛び込まずにいられないようなものです。

コーチングの技法は、ゴールの世界のコンフォートゾーンの臨場感を上げるために存在するといっても過言ではありません。

臨場感をあげてそれを維持する手法については、長くなりますので今回は触れません。

 

コンフォートゾーンの維持力を味方につけるということ

現状の外側のゴールの世界のコンフォートゾーンを維持する力が働くようになれば、

自然とゴールを達成するために行動するようになります。

気づいたらインターネットでゴールに関わる情報について調べていた、

気づいたら今までの自分だったら絶対やらないようなことをやっていたということが起きてきます。

これらは実感としては「努力」ではありません。

外からみたら、人が変わったように勉強するようになったとか、行動力がものすごく大きくなったように見えたりするかもしれません。

しかし、本人にとっては当たり前のことを、ついついやってしまうという感覚です。

 

コンフォートゾーンを維持する力を使って、

無理なく強力にゴールの実現をめざしていきましょう。

 

おまけ

その名もずばり「コンフォートゾーンの作り方」というコーチング入門書があります。

興味がある方は読んでみてください。

 

 - コーチング, セルフコーチング