暗記科目の試験で高得点をとる脳科学的な手法

   

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萩生田 (Hagiuda)
学習コンサルタント。自身で培ってきた受験ノウハウと最新の認知科学理論にもとづいた学習指導・マインドコーチングを提供。獣医師免許、苫米地式認定コーチの資格を所有。

大学受験でも資格試験でも、「暗記力」は基本的に必須です。

暗記を極めることができれば、ほとんどの試験に対応することができます。

マインドの使い方から具体的な学習法まで、
脳科学的な視点から実際に点が取れるようになる方法をお伝えしていきます。

 

モチベーションはどこからくるか

何はともあれ、試験勉強を行うモチベーションが必要です。

いくら効果的な学習法を知っていても、やる気がなければどうすることもできません。

意識的にモチベーションを引き出す手順は2つです

1、勉強した結果として求める「目標」を設定する

2、目標を達成する能力が自分にはあると確信する

 

勉強した結果として求める「目標」を設定する

試験合格を目指すあなたが目指しているゴールは何でしょうか。

合格した後に、身につけた知識を使って何がやりたいのでしょうか。

そのやりたいことは、人生の貴重な時間を費やしてもやる価値があると感じるものでしょうか。

勉強を始める前に、自分の目標とするゴールを達成して何をしたいかを徹底的に考えてみることが重要です。

なんとなく受験しようと思って、ぼんやりした目的意識で学習しても、モチベーションは続きません。

どうしても達成したい目標があって、初めてモチベーションが働きます。

合格した未来の自分の知識・能力と、現在の自分の知識・脳略のギャップの大きさがモチベーションになります。

 

目標を達成する能力が自分にはあると確信する

目標は高ければ高いほど良いのですが、

それが自分にできると思えなければモチベーションはでてきません。

例えば、東京大学に入学したいと思っても、自分は馬鹿だから無理だと思っていたら、勉強する気はおきないでしょう。

暗記が主体となる試験であれば、だれでも合格する能力は持っています。

人間の脳の構造、仕組みはだれでもいっしょだからです。

なので、まずは自分には合格する能力があると確信してください。

才能という「うそ」にだまされないでください。

知識の習得に必要となる「時間量」は人それぞれですが、

マインドの使い方を習得し、効率的な方法で学習すれば、

その人にとっての最短で合格することができます。

 

脳のくせを知る

記憶はもともとあいまいなもの

脳はもともと物事をぼんやり覚えるようにできています。

そうじゃないと、不便だからです。

しっかり正確に覚えることがノーマルな状態だと、

一度会ったことがある人でも化粧や髪型の違いでも別人だと認識してしまうでしょう。

似たようなものごとを一つ上の大きなくくりで認識することを抽象化といいますが、

人間は抽象化能力にとても優れています。

そのため、ついつい何でも抽象化してしまい、ぼんやり覚えてしまうんですね。

この抽象化能力があるおかげで、たくさんの知識を取り込んでいくと、

全体のつながりが作られて世界観ができるわけですが、

暗記を行う上では邪魔になることもあります。

 

記憶はインプットとアウトプット

記憶は覚えること(インプット)と思い出すこと(アウトプット)がセットです。

記憶を効率的に行う上でポイントになるのはアウトプットです。

記憶は脳にばらばらに分解された状態で収納され、思い出す時に再合成されます。

イメージでいうと、頭の中の空間に1枚のガラスを放り込んで粉々になったものが、

逆再生のビデオのように再合成される感じです。

この再合成がうまくいかないから、本番のテストで思い出すことができないことになります。

 

脳は間違えたことを覚える

覚えたことをうまくアウトプットできるようになるには、

何かを覚えようとしている段階で積極的にアウトプットしてみることです。

つまり、本気で予測して間違えることをくり返すということです。

ある程度、覚えたい内容に目をとおした段階で、どんな内容が書かれていたかを思い出してみます。

書かれている内容に流れを再現しようとすると、どこかで止まって思い出せない箇所がでてきます。

そこで、再び内容に目をとおすことで、止まってしまったところが一度目よりも深く脳にインプットされます。

この脳に負荷をかけるひと手間で、インプットとアウトプットがグッと結びつきやすくなります。

ちなみに私自身、国家試験の勉強でもこの方法を使って、
いっさいノートなどには書かずに教科書を暗記していました。

 

 

環境をととのえる

ここまで目標を設定し、マインドの仕組みについて学んできました。

最後に、勉強する「環境」についてです。

勉強する環境を整えることは、かなり重要です。

図書館、自習室、静かなカフェなど、勉強する場所をきめて集中して取り組んだ方が良いです。

月額制で勉強できる環境を提供している、勉強ルームのようなものもあるので、
そういったものを利用するのも良いと思います。

なぜ家で勉強することをすすめないかというと、これまでの生活にどうしても引っ張られてしまうからです。

テレビを見たり、漫画を読んだり、これまで家で当たり前に行ってきた行動についつい誘惑されてしまいがちです。

家でやる場合は、勉強している間はほかのことに気を取られないように、
自分なりにルールを決めるなど、工夫をすることが重要です。

音楽を聴いてもかまいませんが、なるべく日本語の歌が入っていないものがおすすめです。

 

以上、暗記科目の試験で高得点をとる脳科学的な手法でした。

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